来季の米国開幕戦は断念へ、巨人―阪神2試合を計画

[ 2013年7月5日 00:05 ]

 プロ野球巨人と阪神が目指していた来季開幕カードの米国開催が断念されることが4日、分かった。球界関係者が「収益的なマイナスも日程的な負担も大きく、現実的に難しい。(両者で)リサーチしてきたが、検討して出た結果」と明らかにした。

 別の関係者によると、チャーター機に各チーム約1億円など巨額の経費がかかり、観客動員も未知数で大幅な赤字が見込まれていたという。

 米国開幕は加藤良三コミッショナーが希望し、来年前身である大日本東京野球倶楽部が創設80周年を迎える巨人が主導していた。ロサンゼルスとアナハイムで1戦ずつ主催する計画で、5月には阪神の南信男球団社長が視察に渡米した。巨人の原沢敦球団代表は「担当ではないので、責任を持ったことは言えない」と話すにとどめた。

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2013年7月5日のニュース