藤浪 巨人戦、ナイターともに初体験 ローテ変更も自然体強調

[ 2013年7月3日 06:00 ]

バランスボールを蹴る藤浪

 3日の巨人戦(甲子園)に先発する阪神ルーキーの藤浪が初めて臨む伝統の一戦を前に気持ちを高ぶらせた。

 「セ・リーグの首位を走っているチームですし、タイガースも必死に食らいついているので3連戦は大事になる。思い切ってやりたいと思う」

 これまで“サンデー晋ちゃん”として日曜日の登板が基本だった右腕を首脳陣は中9日で宿敵にぶつけることを決断。中西投手コーチも「仮にやられてもデメリットはない。メリットしかない」と説明。好投すれば、「キラー」として後半戦から積極的に巨人戦に投入していく可能性もある。

 坂本、長野らを擁する球界屈指の強力打線と対戦することには「4番の前にランナーをためないように。当たり前のことを当たり前にしたい」と力強く話した。プロで初めて体験するナイターでの試合にも19歳は「(高校の)世界大会でも何度かあります。嫌いじゃないですし、どっちかと言えば好きな方だと思う」と自信を見せた。

 6月23日のDeNA戦(横浜)ではプロ最短となる4回5失点でKO。5月26日の日本ハム戦(甲子園)以来となる白星へ「急激にコントロールが良くなるわけではないので、できるだけ丁寧に投げていきたい」と制球力をテーマに掲げた。

 この日は、甲子園でブルペン入りし最終調整。練習終了後に巨人ベンチに足を運び球宴でセ・リーグを指揮する原監督にあいさつ。監督推薦の“御礼”は快投でのG斬りだ。

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2013年7月3日のニュース