マー君　８回零封も９被安打「打たれすぎ」指揮官も「まだまだ」

＜楽・ロ＞力投する先発・田中

パ・リーグ 楽天７―０ロッテ

（7月2日 Ｋスタ宮城）
　走者を出してからが自分の仕事ではないだろうが、楽天・田中が首位ロッテ相手に際立ったパフォーマンスを見せた。８回無失点で開幕１１連勝。６月９日の巨人戦から３１イニング連続で無失点、さらに昨年８月末からの連勝を１５に伸ばした。

　初回２死から連打されて一、二塁となったが、１５０キロ直球で大松を三邪飛に打ち取った。結局９安打を浴びながらも８回無失点。「打たれすぎました。守備の助けがありました」とバックに感謝していた。

　「（首位との対戦で）カードの頭を取って後ろにつなげられれば」の言葉通り、ロッテ打線を封じこんだ。防御率も１・３５とリーグトップ。これには「シーズンを終わってから振り返りたい」と、これからのし烈な優勝争いに目を向けた。

　星野監督は「まだまだ。６０イニング（無失点）くらい行ってほしいな」とエースにさらなる高みを望んでいた。