大地“体現”初4安打 左腕帆足に左打者5人並べた伊東采配的中

[ 2013年7月1日 06:00 ]

<ロ・ソ>8回2死一塁からこの日3本目のタイムリーとなる右中間打を放つ鈴木

パ・リーグ ロッテ11-3ソフトバンク

(6月30日 QVC)
 失敗を引きずらず、すぐに取り返せる空気がロッテにはある。そして試合後、失敗と真っすぐに向き合う。23歳10カ月。2年目の鈴木はプロ初の4安打よりも、初回の守備のミスを反省した。

 「きょうの4安打はもう忘れました。二度とやってはいけないミスを初回にやった。プラスマイナスはゼロです」

 初回2死一、三塁から長谷川の遊ゴロを無人の二塁へ投げた。「(二塁手の)根元さんが一、二塁間に寄っていたことを事前に確認していながら、二塁へ投げてしまった」。この野選で先制点を献上したが、鈴木はバットで取り返した。

 2回無死二、三塁から同点の右前打。そして打者一巡した打席で今度は左前適時打だ。「1イニングで2本のタイムリーは記憶がない」。この回、7連打を含む9安打7得点の猛攻をけん引すると、さらに4回の中前打、8回の右中間適時二塁打で3打点。全方向に打ち分け、打率は・312まで浮上。両リーグの二遊間で、唯一の3割超えで初の球宴出場も決定的だ。

 ここまで全試合出場を続けるが「倒れるまでやっちゃえ、と思っている」と言う。打席でのアプローチも「2ストライクまでは狙い球を絞る。あとは食らいつくだけ」とシンプルだ。過去に縛られることは無駄と分かっている。体調面は、一番動きやすいと感じた78キロをかたくなに守る。

 西武監督時代に帆足と師弟関係だった伊東監督は前日サヨナラ打のサブローを起用せず、スタメンに左打者5人を並べた。その作戦もはまって、今季最多タイの17安打、11得点でリーグ一番乗りで40勝に到達。「帆足は左投手に弱いからね。ウチの左打者は左投手を苦にしない」。指揮官の信頼を、鈴木を筆頭にナインがしっかりと体現した。

 ◆鈴木 大地(すずき・だいち)1989年(平元)8月18日、静岡県生まれの23歳。桐蔭学園から東洋大に進み、1年秋からレギュラー。5度のリーグ優勝、2度の全日本大学選手権優勝を経験。11年ドラフト3位でロッテに入団。1メートル75、79キロ。右投げ左打ち。

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