おちゃめ男は誰?陽のお面かぶりV打の40歳「サンキューでぇ~す」

[ 2013年6月26日 06:00 ]

<日・ソ>陽のお面をかぶりお立ち台にあがる日ハム・稲葉

パ・リーグ 日本ハム4-2ソフトバンク

(6月25日 東京D)
 東京ドームのお立ち台に上がったヒーローは、陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)のお面をかぶり、決めゼリフ「サンキューでぇ~す」と絶叫した。

 おちゃめな男の正体は、40歳の稲葉だ。同点の8回2死満塁から左前へ決勝の2点適時打を放った。打った瞬間、右手を突き上げた会心の一打も「(前の打者でヘッドスライディングで内野安打となった)鶴岡で球場の雰囲気が変わった。みんなが一つになって打たせてもらった」と、コメントはまじめで謙虚だった。

 開幕から不振を極め、自ら2軍降格を申し出るほど苦しんだ。それでもこの日で出場10試合連続安打。打率も・215に上がった。見事な逆転劇で借金を3に減らした栗山監督も「苦しみまくった中で、苦しんだ分だけいいことがある。稲葉に戻ってきている」とベテランの姿に目を細めた。

 自らの調子が上向いた要因は「いまいち分からない」と首をかしげるが、自他共に認める夏男は滴る汗をぬぐいながら「外が暖かくなって自然と体が動くようになったというのもあるのかな」と笑った。夏本番に向け、稲葉の季節はここからだ。

 ▼日本ハム・鶴岡(8回2死一、二塁からプロ初のヘッドスライディングで三塁内野安打)考えている余裕はなくセーフになりたかった。

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