黒田1カ月ぶり白星で日本人トップタイ7勝目 古巣に好投

[ 2013年6月21日 06:00 ]

<ヤンキース・ドジャース>古巣相手に好投し、7勝目を挙げた黒田

インターリーグ ヤンキース―ドジャース

(6月19日 ニューヨーク)
 ヤンキースの黒田博樹投手(38)が19日(日本時間20日)、97年の交流戦開始から初めてヤンキースタジアムで行われたドジャース戦のダブルヘッダー第1試合に先発。古巣相手に7回2死まで投げ、8安打2失点で、5月17日のブルージェイズ戦以来の7勝目を挙げた。約1カ月ぶりの白星で、勝利数はレンジャーズ・ダルビッシュ、マリナーズ・岩隈と並んだ。また、イチロー外野手(39)は同戦で6回に3号ソロを放つなど3安打3打点で、黒田を強力援護した。

 やはり、投手にとって白星は何よりの良薬だ。登板6試合ぶりに勝利投手となった黒田は安堵(あんど)とともに、もう次戦への意欲をかき立てていた。

 「いくらいいピッチングをしても勝ちが付かないと何かすっきりしない部分もある。勝ちが付けば気分的にも違うし、次へのアジャストも変わってくる」

 1981年10月28日のワールドシリーズ第6戦以来となったヤンキースタジアムでのドジャース戦。「変化球が全く駄目で、本当に苦しい投球だった」と、4回まで毎回安打を許すなど本調子ではなかった。その中で飛び出したビッグプレー。2―0の4回無死二、三塁。イーシアの強烈なライナーを好捕し、三塁へ転送して併殺に。勝ちから見放された時期には打球が右ふくらはぎを直撃して早期降板する不運もあったが、「一生懸命やっていれば、ああいうラッキーなこともあるのかな。一番大きなプレーだった」と振り返った。

 08年から4年間自らも袖を通した「ドジャーブルー」との初対戦で手にした7勝目。古巣との対戦を以前から「やりづらい」と語り、この日も11年オフにド軍残留を訴えかけてくれた旧友カーショーとばったり遭遇して「ちょっと違う感じがした」と感傷的にもなった。だが、マウンドに上がると必死に思いを断ち切り7回2死まで力投。「試合が始まれば打者にフォーカスできた」と一心不乱に腕を振ったのが、結果にもつながった。

 この白星でナ・リーグ全球団から勝利を奪い、日本人初となるメジャー30球団制覇へ、あとタイガースとツインズを残すだけとなった。今季中の偉業達成も可能で「プレッシャーですね。でも、日本人でやったことのないことをやるのは魅力」。トンネルを抜けた右腕の表情は柔らかかった。

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