お得意様相手も藤浪は警戒心「変えていかないと」

[ 2013年6月21日 06:00 ]

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 “ニュー藤浪”で、いざ再・開幕だ。23日のDeNA戦(横浜)で先発予定の阪神・藤浪が20日、リーグ戦再開へ向けた意気込みを語った。

 「もちろん(相手に)データを取られていますから、(交流戦)前とは(投球を)変えていかないといけないと思う」

 交流戦開幕前のリーグ戦では登板6試合、3勝1敗、防御率2・12。だが慢心はなく、警戒感の方が増すばかりだ。10試合に登板しており、自らのデータは徹底的に分析されていると見る。その上で、相手のデータの上をいく投球を期す。

 田中との投げ合いとなった16日の楽天戦(Kスタ)で2敗目を喫するなど交流戦は登板4試合、1勝1敗。本人にとっては不満が残る内容…という表現が妥当だろう。とはいえ、パ・リーグの強打者たちとの対戦から、多くの課題と収穫を手にしたのも事実だ。

 その中でも次のステップへ上るために乗り越えなければならない“壁”がハッキリした。左打者対策だ。ここまで対右の被打率・175に対し、対左は同・323。4回1/3、3失点で敗れた16日の楽天戦でも被安打5はすべて左打者に浴びた。

 その課題克服へ向けたヒントの一つが「内角高めへのカットボール」だろう。17日のスポニチ紙面で本紙評論家の金本知憲氏から「左打者に有効なのは、インハイへのカットボールなのでは」と指摘された球だ。左の強打者であった金本氏が、自らの経験を踏まえた上での分析は説得力が違う。打者の胸元に投げるため制球力が必要だが、これならば配球を変更するだけで対応が可能。現に藤浪も今後の投球の変更点に関して「配球もそうですし、いろいろ」と含みを持たせている。

 「普通に試合なので。交流戦だから、リーグ戦だから、どうこうというのはありません」。いつも通りの泰然自若。再開後初戦は、4月14日にプロ初勝利を挙げたDeNAとの対戦に臨む。今季4勝中2勝を挙げている“お得意様”から約1カ月ぶりの白星をつかみ、勢いを取り戻してみせる。

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