サーベラス 西武球団売却なし「株主総会で提案はしない」

[ 2013年6月18日 06:00 ]

西武球団売却についての質問に答えるサーベラスのフォースター・シニアマネージングディレクター。右はサーベラスジャパンの鈴木社長

 西武ホールディングス(HD)の筆頭株主である米投資会社サーベラスは17日、都内で記者会見し、25日に行われる西武HD株主総会で西武球団の売却を提案しないことを明らかにした。

 ルイス・フォースター・シニアマネージングディレクターは売却を提案するかという問いに「ノー。株主総会で提案はしない」と明言した。西武球団オーナーで、西武HDの後藤高志社長は当初から「球団は西武グループの大切な宝。日本スポーツ界の公共財という位置付け」とし、継続保有していく意向を強く示していた。サーベラスと西武HDは株式の上場時期などをめぐり、関係が悪化し、両者間で直接的な協議ができない状況が続いている。

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2013年6月18日のニュース