岩隈 5回KOで2カ月ぶり黒星…R・ジョンソン超えも

[ 2013年6月18日 06:00 ]

<アスレチックス・マリナーズ>5回を8安打4失点で2敗目を喫したマリナーズ・岩隈

ア・リーグ マリナーズ2―10アスレチックス

(6月16日 オークランド)
 マリナーズの岩隈久志投手(32)が16日(日本時間17日)、アスレチックス戦に先発し5回8安打4失点で2敗目。記録更新中だった連続自責点なしも31回2/3でストップ。球団OBで通算303勝左腕ランディ・ジョンソン氏(49)の記録を抜き、球団史上2位となったが、4月23日アストロズ戦以来、約2カ月ぶりの黒星となった。

 勝負どころで制球が甘く入った。2―2の5回、先頭のジェイソを四球で歩かせると、3番・セスペデスに左中間を破られた。ゴロを打たせようとした90マイル(約145キロ)のツーシームが真ん中へ。勝ち越し二塁打を許した岩隈は、悔しそうにボールを見つめた。

 「四球がもったいなかった。甘い球を打たれた。次、また頑張ります」

 変化球の精度も悪かった。2―0の4回には3連打を浴びて連続イニング自責なしが31回2/3で途切れた。今季最短に並ぶ5回降板となり、「(相手は)スプリットを見送って、ボールをよく見てきた。長打が多く、それで点を与えてしまった」と反省しきりだ。

 ただ、防御率2・06は依然リーグ2位。31回2/3連続イニング自責なしは、88年に34回を記録したマーク・ラングストン(34回)に次ぐ球団史上2位で、剛速球左腕で知られる97年ランディ・ジョンソンの31回を上回った。次戦21日(日本時間22日)は本拠地に帰り再びア軍戦。久しぶりに土をつけられただけに「しっかりやり返したい」とリベンジを誓った。

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2013年6月18日のニュース