大松31歳誕生日に今季初打点「逆転のロッテ」に追い風だ

[ 2013年6月17日 06:00 ]

<ロ・中>大松の誕生日をお立ち台の上で祝う藤岡(左)と今江

交流戦 ロッテ9-5中日

(6月16日 QVC)
 31回目の誕生日。ロッテの大松は、父への感謝の思いを一振りに込めた。7回、5―5と同点に追い付き、なお2死満塁。代打で登場し、中田賢のフォークに食らいついた。打球は一、二塁間を破る決勝2点適時打となった。

 「準備だけはしていた。今までの誕生日の中でも特別な一日になった」。今季10打席目での初打点は、「満塁男」の本領発揮。この回一挙5点を挙げ、今季17度目の逆転勝利の立役者となった。

 08年には24本塁打した実績がある。伊東新監督の下、4番候補に指名され、石垣島キャンプではマンツーマン指導でコンパクトなスイングへの打撃改造に取り組んだ。しかし、不振で開幕直後に2軍落ち。若手の台頭に加え、井口が一塁に回ったこともあり、昇格の声がなかなか掛からなかった。新聞などでチームの快進撃を目にするたびに「早くその中に加わりたかった。寂しい気持ちもあった」という。

 そんな時に支えになったのが、父・三郎さん(61)の言葉。「腐らずに一生懸命やっていれば、必ずいいことがある」。8日に1軍に再昇格し、父の日に結果を出した。「苦労をかけたオヤジへの恩返しがモチベーションだった。少しは恩返しできたかな」。朴とつな男の表情が緩んだ。

 12年7月5日の楽天戦以来の本拠地お立ち台。岡田と伊志嶺から誕生日ケーキに見立てたシェービングクリームを顔にぶつけられる手荒い祝福を受けた。「やっと戻ってきた気がする」。ファンからのハッピーバースデーの曲が心地よかった。

 1軍昇格前、青山2軍監督の「戻ってくるなよ」との激励に「そのつもりです」と答えた。「スタートラインに立てた。もっとチームに貢献したい」。頼れる男の復活は、首位を走る「逆転のロッテ」にとってこれ以上ない追い風となる。

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