藤浪、5連勝ならず、プロ2敗目…楽天、阪神を4タテ

[ 2013年6月16日 15:41 ]

<楽・神>5回1死三塁から藤田に3失点目となるタイムリーを浴びた藤浪は、マウンドでガックリ

交流戦 楽天3―0阪神

(6月16日 Kスタ宮城)
 阪神ドラフト1位ルーキー藤浪は16日、Kスタ宮城での楽天戦に先発したが、先発した試合では最短となる4回1/3で降板、5安打3失点でプロ2敗目を喫し、99年の松坂(西武)、球団では86年の遠山以来の高卒新人5連勝はならなかった。楽天は阪神に今季4戦4勝、昨季から5連勝となった。

 楽天の先発はエース田中。世代こそ違うが、ともに甲子園を沸かせた右腕同士の投げ合い。

 初回、田中は1死から内野安打で走者を出したものの、無失点と上々の立ち上がり。その裏、藤浪は3者凡退と好スタートを切った。

 2回、阪神は新井貴、坂の連続左前打、藤井の送りバントが内野安打となり、無死満塁と攻めながらも無得点。ここは田中が踏ん張った。その裏、藤浪はマギーから空振り三振を奪うなど楽天の攻撃を3人でピシャリ。

 3回、田中は今成、鳥谷をともに遊飛に仕留め、4番マートンを見逃し三振と、エンジンが掛かってきた。その裏、藤浪は2死から藤田に右翼へ二塁打、続く松井にも右翼線へ適時二塁打を浴びて、先制を許すと、銀次にも左前適時打を浴び、この回2失点。

 4回、田中は阪神の攻撃を3人で片づけ、2イニング連続で3者凡退。その裏、藤浪も楽天の攻撃を3人で退けた。

 田中は5回も3者凡退。その裏、藤浪は先頭の島内に左翼線二塁打を許し、送りバントで1死三塁とされ、藤田に左前適時打を浴びて降板した。

 6回、田中は阪神の攻撃をまたも3者凡退に抑えた。その裏、楽天も3者凡退。

 田中は7回も3者凡退に抑え、3回以降は1人の走者を出さないパーフェクトピッチング。その裏、楽天も3者凡退。

 8回、田中は2死から西岡に右翼線二塁打を許し、今成、鳥谷に四球を与えて満塁のピンチを招いたが、マートンを遊ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。

 田中は9回も先頭の新井貴に中前打を許したが、後続を打ち取って無失点。6安打完封で球団新となる開幕9連勝、昨季からの連勝は13に伸ばした。

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