4番の仕事!松田リーグトップの8度目勝利打点

[ 2013年6月7日 06:00 ]

<D・西>7回2死一、三塁松田は適時二塁打を打ちベース上でV・Vのポーズ

交流戦 ソフトバンク6-3DeNA

(6月6日 横浜)
 捉えた瞬間「よっしゃー」と松田の口が動いた。同点の7回2死一、三塁。目の前で3番・内川が敬遠気味に歩かされた後の打席だった。加賀の142キロシュートを左中間へ。決勝の2点適時二塁打となった。両リーグトップとなる8度目の勝利打点。勝負強い4番が、また決めた。

 「みんながつくってくれた最高の場面で最高のヒットが打てた。初球から(バットを)短く持ち、常に追い込まれている気持ちで振った。体に近い球に反応できた」

 13試合連続安打、そして6試合連続打点。しかし、必ずしも数字と本人の感覚は一致しない。「調子が良ければ(バットを短く握るか)迷わなかったかもしれない」。通常、バットを短く持つのは2ストライクと追い込まれてからだが、初球から指1本分、短く握った。だから内角に食い込むシュートに詰まることなく捉えることができた。

 打率・217、3本塁打、12打点と極度の不振に陥っていた5月は「引っ張ることばかり考えていた」と振り返る。6月に入り、フリー打撃から右方向を意識する練習に切り替えた。外回りしていたバットは体の内側から最短距離で出るようになった。4番に昇格して8試合目だが、この間チームは7勝1敗だ。

 秋山監督も「つながりがいいよね」と評するチームは3連勝。貯金は今季最多の5で3位タイに浮上し、交流戦は楽天と並んで首位に立った。「勝ち続ければ優勝は見えてくる」と松田。ここ最近、ももいろクローバーZの「ココ☆ナツ」のポーズを浸透させたが、この日二塁ベース上で見せたのは両手のVサイン。「それはクエスチョンです」と意味は明かさなかったが、2年ぶりの頂点を目指す意気込みのようにみえた。

 ▼ソフトバンク・山崎(4回に3年ぶりの本塁打となる1号ソロ)最高です。最高です。

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2013年6月7日のニュース