大谷“真の二刀流”へ第一歩「すごくいい初勝利 すごくうれしい」

[ 2013年6月1日 16:46 ]

初勝利を挙げた大谷(左)は栗山監督と握手をかわす

交流戦 日本ハム7―3中日

(6月1日 札幌D)
 プロ2度目の先発マウンドで粘りの投球を披露し、念願の初勝利を手にした大谷。初体験となる札幌ドームのお立ち台では「ファンの方の声援があり、先輩方の援護にも助けられ、すごくいい初勝利になりました。すごくうれしい」と初々しい笑顔を浮かべた。

 本拠地のファンの大歓声に帽子を取って応えた大谷。「鶴岡さんのリードを信じて投げるだけだった「ピンチの時には大引さんたちに声を掛けてもらった」「先輩方に感謝したい」と2年ぶりの本塁打で援護した女房役を始め、チームメートへの感謝の言葉を繰り返した。

 その鶴岡からも「勝ったんで100点」とこの日の投球に“満点”をつけられた18歳。記念のウイニングボールは「両親にあげたい」とこれまでの感謝を込めてプレゼントすると明かした。

 野手としては18試合に出場して打率3割4分8厘の成績を残し、投手としても2試合目で初勝利。順調に「二刀流」への道を歩んでいる。末恐ろしい18歳だが、「まだまだ課題のほうが多い。チームの勝利に貢献できるように頑張っていきたい」と慢心はない。「出たところで活躍できるように、心の準備をしっかりして明日に臨みたい」と早くも“野手モード”に切り替えていた。

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