大谷、5回4安打3失点でプロ初勝利!中日戦連敗止めた

[ 2013年6月1日 16:02 ]

<日・中>日本ハム先発・大谷

交流戦 日本ハム7―3中日

(6月1日 札幌D)
 日本ハムの二刀流ルーキー・大谷翔平投手(18)が1日、札幌ドームでの中日4回戦に先発し、5回4安打3失点、4三振3四死球でプロ初勝利を挙げた。最速は1回に記録した156キロ。日本ハムは昨年から続いていた対中日戦の連敗を5でストップした。

 初回、大谷は先頭の大島に149キロの直球を投げて判定はストライク。1ボール2ストライクから最後は152キロの直球で空振り三振に斬った。続く堂上直は133キロのスライダーで二飛。森野への5球目でこの日最速の156キロを記録し、フルカウントから152キロで中飛に打ち取って3人で終えた。投球数は14。

 2回、「直球で勝負してくれるとありがたい」と真っ向勝負を要求していた首位打者ルナに、大谷は初球100キロのカーブ。1―2からスライダーにうまく合わされて左前に運ばれ、この試合初安打を許した。続く和田に右前打を許し無死一、三塁。クラークを投ゴロに打ち取ったが続く山崎は死球で1死満塁のピンチを迎えた。藤井の左犠飛で先制点を献上したが、続く松井は低めの直球で空振り三振に斬り、1失点にとどめた。その裏、女房役の鶴岡が11年8月18日のロッテ戦(QVC)以来となる今季1号の逆転2点本塁打を放ち、ルーキーを援護した。

 1点リードの3回、先頭・大島に1ボールから149キロの直球を打たれて一塁線を破る二塁打。堂上直の犠打で1死三塁となり、森野には150キロ直球を合わされ右犠飛。2―2の同点に追いつかれた。ルナは154キロの直球で空振り三振に抑えた。その裏、アブレイユが13号3ランを放ち、日本ハムが3点のリードを奪った。

 4回、先頭の和田は3―1からスライダーが外れて初の四球。クラークは左飛に打ち取るも、山崎に三塁手の頭上を越える二塁打を許し、1死二、三塁とこの回もピンチを迎えた。藤井の二ゴロの間に1点を失い、続く松井に四球とピリっとしない投球が続いたが、大島を一ゴロに仕留めた。

 5回、堂上直を空振り三振、森野を一ゴロ、ルナを中飛に抑えてこの試合2度目の三者凡退。5回で87球を投げて4安打3失点で、勝ち投手の権利をにした。

 後を受けた鍵谷、宮西、矢貫、増井はそれぞれ1回を無失点。日本ハムは6回、陽岱鋼の7号2ランでリードを4点に広げ、試合を決めた。

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