高木監督 若手起用的中にゴキゲン「ススキノ行くぞ!」

[ 2013年6月1日 06:00 ]

<日・中>試合後、ルナ(右)とハイタッチする中日・高木監督

交流戦 中日5-4日本ハム

(5月31日 札幌D)
 勝負を決めたのはやはりこの男だった。4―4の7回無死満塁、絶好のチャンスで打席に入ったのは中日・ルナ。カウント1―1から矢貫の3球目カーブを力まず軽く振り抜き、いとも簡単に左前適時打にしてみせた。

 「矢貫はナゴヤドームで2回見ているし、その時はカーブが2球来て、僕はどちらも振らなかった。だから必ずこの球が来ると思っていたよ」

 抜群のバットコントロールと読みの鋭さ。これがこの試合2安打目で、5月終了まで打率4割をキープするとともに、得点圏では49打数23安打、・469と恐るべき数字を残す。「打てばチームが勝つ場面なんで、集中力が高まるんだ」。前夜は歓楽街のススキノで好物のジンギスカンを平らげたドミニカン。打撃好調ぶりは衰える気配がない。

 セ・リーグの他球団がすべて敗れ、DeNAに替わって4位に浮上。堂上直ら若手起用も的中した高木監督は開口一番、「ススキノ行くぞ! よう勝ったよ、きょうは」とご機嫌そのものだ。まだ借金8と苦しいが、頼れる4番がいる限り、高木丸は沈まない。

続きを表示

2013年6月1日のニュース