長嶋茂雄氏、千葉県民栄誉賞を受賞「できる限りのことを」

　千葉県は３１日、国民栄誉賞を受賞したプロ野球元巨人監督の長嶋茂雄氏（７７）に、県民栄誉賞を贈呈した。同県佐倉市出身の長嶋氏は「賞をもらえうれしい。もっと野球とつながりを持ち、できる限りのことをやろうと思う」と語った。

　スーツ姿の長嶋氏は県庁内で、森田健作知事と笑顔でステージに並び、リラックスした雰囲気。森田知事が「野球界の発展に多大な貢献をした」と称賛すると、会場に集まった３５０人の県民が歓声を上げ、入りきれなかった約２００人のファンも用意された２台のモニターで見守った。

　背番号３の巨人のユニホームを着て駆け付けた同県旭市の建設業石井幸雄さん（５１）は「元気な姿が見られてうれしい。子どものころからの憧れで県民の誇りだ」と興奮気味に話した。