ルーキー松葉 無傷3連勝も反省、指揮官賛辞「投げる度に成長」

[ 2013年5月23日 06:00 ]

<オ・中>無傷の3勝目を挙げ、ファンの声援に応える松葉

交流戦 オリックス6―3中日

(5月22日 ほっと神戸)
 プロ入りして初めて7回のマウンドに立ったオリックス・松葉だったが、荒木、森野に連続二塁打を浴びたところで降板した。

 「疲労が来ているのは分かってました。でも、レベルアップしていくためには抑えなければならないところでした」

 反省点は残ったものの、6回0/3を投げ4安打3失点。オリックスの新人投手では05年の光原に並ぶ開幕無傷の3連勝をマークした。

 1日のプロ初登板以来、自身最多失点とはいえ粘り強い投球で試合を作る能力は並のルーキーにはできない芸当。「一発を食らった後、強い勝負心と投球のスキルを駆使して(ルナの)その後の打席を抑えていた。投げる度に成長している」と森脇監督も賛辞を送った。

 「試合中に体の開きを修正できた」のも収穫。実戦マウンドでの学習能力が高いクレバーな左腕が交流戦好調のシンボルとなったようだ。

 ≪坂口が千金三塁打≫オリックス選手会長の坂口が6回、右中間を破る勝ち越し適時三塁打を放ち、ビッグイニングを呼び込んだ。「チャンスでしたし、思い切っていくことだけを考えていました」。打率は2割そこそこと決して本調子ではないものの「ちゃんと練習していればよくなってくると思う」と今後の上昇カーブを誓っていた。

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2013年5月23日のニュース