渡辺球団会長 松井氏に入閣打診示唆「いきなり監督?それはない」

[ 2013年5月23日 06:00 ]

会食を終えた巨人・渡辺会長は報道陣に囲まれながら笑顔を見せる

 巨人・渡辺恒雄球団会長(86)が22日、都内のホテルで取材に応じ、昨季限りで現役を引退したOBでヤンキースなどでも活躍した松井秀喜氏(38)に対し、将来的な入閣の打診を既に済ませたことを示唆した。

 5日に東京ドームで行われた国民栄誉賞の授与式後、報道陣の前で口を開くのは初めて。松井氏は9日に日本を離れたが「何も話していないっていうのがあり得るかね?」と話した。

 松井氏は将来の巨人監督候補に挙がっているが、同会長は「次期監督って言うけど、原がいるんだから。次期監督の前にやらなくちゃいけないことがあるんだよ」と強調。その上で「いきなり監督?それはないよ。コーチ?ある」と、原監督同様にまずはコーチとして入閣し、投手交代時期や代打起用のタイミングなど、監督業をベンチから学ぶ必要性を説いた。

 松井氏がコーチとして巨人のユニホームを着る可能性について問われると「俺はそう信じているから」と手応えを口にした同会長。松井氏は8月に再び帰国予定で、今後の動向に注目が集まる。

続きを表示

2013年5月23日のニュース