マー君  坂本、沢村同期対決制す 先頭弾は人生初も逆に「落ち着いた」

[ 2013年5月22日 21:33 ]

<楽・巨>2回無死一塁、亀井を併殺打に仕留め笑顔を見せる田中

交流戦 楽天2―1巨人

(5月22日 Kスタ宮城)
 楽天の田中が113球で今季初完投勝利。2009年の自己最多に並ぶ開幕7連勝で、チームは今季最多の貯金4で交流戦首位を守った。

 初回、巨人の1番長野に「人生初めての先頭打者本塁打」を浴びた田中。それが逆に「その後落ち着いて投げられた」という粘りのピッチングにつながった。

 再三得点圏走者を背負うも直球を主体に真っ向勝負。本塁打を打たれた長野は2、3打席とも三振に仕留めた。

 今季負けなしの7連勝も実は完投は初めて。「いつもは球数が多くてできなかったが、これくらいの球数ならこれからもどんどんしたい」と意欲。同い年でWBC侍ジャパンのメンバーだった沢村に投げ勝ち、坂本には2三振を含む4打数無安打と完ぺきに封じたことには「リーグは違うが切磋琢磨している仲間。勝つことができて良かった」とライバル対決を制したことに笑みがこぼれた。

 星野監督も巨人相手にエースらしい投球をした田中に満点の評価。「もう少し点取ってくれ。頼むわ」というぼやきながらも表情は柔らかかった。

続きを表示

この記事のフォト

2013年5月22日のニュース