楽天・戸村 初勝利!あだ名の「楽しんご」もう呼ばせない

[ 2013年5月21日 06:00 ]

<楽・ヤ>今季初勝利を挙げ、スタンドに手を振る楽天・戸村

交流戦 楽天3-1ヤクルト

(5月20日 Kスタ宮城)
 もう「楽しんご」とは呼ばせない!今季初登板初先発した楽天の戸村が、8回1失点で今季初勝利。お立ち台で「2013年の戸村は違うぞというところを今後も見せたい」と気勢を上げた。

 今季は開幕ローテーション入りしながら、登板予定だった4月3日のオリックス戦(Kスタ宮城)が雨天中止。同10日の日本ハム戦(東京ドーム)に回る予定が、前々日の8日に幼児期にかかることが多い水ぼうそうを発症し、ここまで1軍登板がなかった。悔しさを白球に込めて好投した右腕に星野監督も「100点満点や」と目を細めた。

 09年ドラフト1位。長身に甘いマスクの持ち主ながら、昨季までは精神面の弱さが課題だった。昨季にプロ初勝利を含む3勝を挙げたが、マウンドでの「軟弱」なイメージもあり、首脳陣やチームメートからは「楽しんご」と不名誉な?あだ名を付けられた。この日はシュートで右打者の内角を突くなど「男らしさ」満点の投球内容だった。

 チームはヤクルトに連勝で貯金3。「シュートもビビらずに投げられました。これからも精神面で変わったところを見せたい」。戸村は可愛らしい声で、強く誓った。

 ▼楽天・佐藤投手コーチ(戸村について)序盤は球が引っ掛かっていたけど途中からなくなった。シュートがよかったね。

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2013年5月21日のニュース