内川　大爆発５安打６打点「もう少し分割して毎試合打てれば」

＜ソ・中＞４回２死一、三塁、左中間二塁打を放ち、喜びのポーズをするソフトバンク・内川

交流戦 ソフトバンク１２－４中日

（5月19日 ヤフオクＤ）
　打てばヒット。ソフトバンク・内川に敵はいなかった。自身２度目の５打数５安打で自己最多の６打点と大爆発。「打たなきゃ打たないで悩むけど、打ったら打ったで、もう少し分割して毎試合打てればと思ってしまう」とおどけた。

　初回の左前打で肩慣らし。０―１の３回には左前へ適時打し、４回には３―３の場面で、左中間を深々と破る勝ち越しの２点二塁打を放った。５回に中前打で２点をもたらすと、７回の第５打席では適時二塁打でダメを押した。４打席連続の適時打で、今季最多となる１９安打１２得点の打線をけん引。１７日の阪神戦（甲子園）から自身初の３試合連続猛打賞で、この間は１４打数１２安打、打率は驚異の・８５７だ。

　交流戦開始前後は３試合連続無安打と苦しんだ。転機となったのは１６日の甲子園での練習。秋山監督らから指導を受け、バットを振り込んだ。「感覚もそうだし、どう待つのか、どう打ちにいくか」。わずかな「ずれ」を修正したことで一変した。昨季の交流戦は打率・１９８と不調だった。「今年は交流戦を機会にどんどん上を目指していきたい」。復調したバットマンが、打線の中心にどっしりと座っている。

　▼ソフトバンク・柳瀬（２番手で１回を無失点。戦力外、育成契約を経験し５年ぶりの勝利）そんなに勝ってなかったのかと思った。