涌井　ローテ外れた「まず何をしたらいいか分からない」

＜西・神＞４回無死一、二塁、柴田がバントした打球をファンブルする西武・涌井

交流戦 西武５―１０阪神

（5月19日 西武Ｄ）
　西武の涌井が先発ローテーションから外れることになった。阪神戦（西武ドーム）で今季最短の４回途中６失点ＫＯ。

　これで５試合連続でイニング途中の降板となり、ブルペン待機を首脳陣から通達された。「まず何をしたらいいか分からない。次回、いつ投げるか分からないけれど、きょうとあすで考えたい」と肩を落とした。

　序盤から制球に苦しんだ。２回には「スピードの変化をつけようと」と浅く握ったチェンジアップが大暴投となって同点に追い付かれた。４回無死一、二塁では、バント処理をミスしてピンチを広げるなど、普段では考えられないようなプレーに焦りがにじんでいた。

　杉本投手コーチは「こういう状態で先発を続けても意味がない。涌井には何が悪いか考えろと言った」と奮起を促した。

　▼西武・渡辺監督（涌井ら１０四死球を出した投手陣について）お客さんは四球を見に来ているわけじゃない。ストライクゾーンで勝負できないのはプロの投手として失格。涌井は今の姿が現状での実力かなと思う。