山本、プロ初本塁打が千金弾「僕1人の力では打てなかったと…」

[ 2013年5月19日 17:53 ]

<オ・De>7回2死、山本は勝ち越しソロを放ち真喜志コーチ(左)とハイタッチ

交流戦 オリックス2―1DeNA

(5月19日 京セラD)
 オリックスは、育成選手出身で巨人からトレード移籍した山本のプロ初本塁打で、逆転勝ちした。

 7回に先頭打者の糸井の同点弾を放ったことで楽な気持ちになったという山本は「均衡したゲームで打てて最高です」と安どの表情。一緒にお立ち台になった先発の西は、山本の本塁打の瞬間ベンチでガッツポーズ。「思わず叫んでしまいました。打ってくれるとは思わなかったので、嘘ですけど。ありがたく思います」と冗談を交えながらも感謝。打った山本も「僕もまさか行ってくれると思わなかったので、いけと思って見ていた」と振り返った。

 当時巨人2軍コーチだった森脇監督から「親から五体満足で生まれてきて、お前は何もせずに川西に帰るのか」と言われたことが心に響いたという。「育成選手契約→支配下選手登録」を2度経験した苦労人は、「僕1人の力では打てなかったと思うので、嬉しいです」と恩師の前で打てたことを喜んだ。

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