阪神の新助っ投候補はタフネス右腕!交渉は「大詰め」に

[ 2013年5月19日 09:56 ]

阪神が獲得へ動いているブライアン・ボイヤー

 阪神が獲得を目指している新外国人投手として、前ロイヤルズ傘下3Aオマハのブレイン・ボイヤー投手(31)を最有力候補に絞ったことが18日、分かった。1メートル91、102キロの大型右腕。猛虎がV奪回へ向け“ビッグ”なピースを手に入れる。

 ボイヤーは150キロ超えの直球を武器に打者をなで斬る典型的なパワーピッチャー。05年6月、ブレーブスでメジャーデビューすると1年目から中継ぎとして43試合に登板し、4勝をマーク。さらに08年には76試合に登板するなど、タフネスぶりも魅力の1つだ。

 09年からはダイヤモンドバックス、カージナルスなど数球団を渡り歩き、今季は3Aで13試合に登板し0勝1敗、防御率3・00。15イニングを投げて18奪三振、四球はわずかに3で、三振を取れるタイプであるとともに、速球派に多い制球面の不安も感じさせない。

 今月中旬にボイヤーの保有権は放棄されており、すでに獲得交渉に入っているものとみられる。球団首脳の1人も「右のパワーピッチャーを探していた。(交渉は)大詰めに入っている」と話した。

 ギレルモ・モスコソ(カブス3A)、ティム・ウッド(ツインズ3A)、クレイ・ヘンズリー(レッズ3A)の3投手もリストアップしているとみられるが、阪神はボイヤーとの契約成立を最優先に動いていく。

 ◆ブレイン・ボイヤー 1981年7月11日、米ジョージア州生まれの31歳。05年、ブレーブスで大リーグデビュー。08年には76試合に登板するなど中継ぎとして活躍した。メジャー通算233試合、9勝14敗2セーブ、防御率4・81。1メートル91センチ、102キロ。右投げ右打ち。

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2013年5月19日のニュース