来季交流戦Vなくなる?日程短縮案で不公平な勝率懸念

[ 2013年5月19日 06:00 ]

 来季から交流戦の優勝制度を廃止する可能性があることが18日、分かった。セ・リーグが来季以降の交流戦日程を「3週間以内」と提案。中止などで期間内に消化できなかった試合はセ、パのリーグ戦再開以降に持ち越す方針で、公平な勝率が出せないことから廃止案を打ち出した。

 1チーム24試合から18試合への試合数削減を求めるセ・リーグのある理事は「交流戦の優勝争いで、リーグ戦の順位争いに対するファンの関心が途切れてしまう」とレギュラーシーズンへの影響も指摘した。

 交流戦は05年から1チーム36試合で始まり、07年からは約5週間で、1チーム24試合を消化する現制度が導入された。パ・リーグは現制度の維持を主張している。この日、セの鈴木清明理事長(広島球団本部長)とパの村山良雄理事長(オリックス球団本部長)がマツダスタジアムで約1時間30分の会談を行ったが、「時間がかかる」(鈴木理事長)「平行線のまま」(村山理事長)と、結論は先送りにされた。

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2013年5月19日のニュース