阿部3戦連発 王超え184人斬り&連勝神話まだ続く

[ 2013年5月19日 06:00 ]

<巨・西>6回無死、左越えにソロ本塁打を放つ阿部(投手・岸)

交流戦 巨人2-1西武

(5月18日 東京D)
 不敗神話はまだ続く。巨人・阿部が1点を追う6回、先頭で左越え12号ソロ。3戦連発の同点弾がサヨナラ勝利を導き、東京ドームで本塁打した試合はこれで37連勝だ。

 「(西武先発の岸は)カーブがいい投手なので、打席の位置を少し投手寄りに変えて考えながらの打撃だった。それがいい結果につながってくれたのかもしれない」。外角高めのチェンジアップを、前日に続き逆方向へ運んだ。秘密は右肘だった。4月23日のDeNA戦(ほっと神戸)で右肘に死球を受けた。その後、自然と体が開き気味だったスイングを、交流戦直前に気がつき修正。体の開きが止まり、いわゆる「壁」をつくることで外角球に力が伝わるようになった。

 西武・岸からは初本塁打。王貞治(ソフトバンク球団会長)を抜き球団新記録の184人目からの一発だった。「打てなくてもいいからと割り切ったけど、よかったね」。白星を導いた4番は快挙にも控えめだった。

 ▼巨人・ロペス(サヨナラ勝利につながった一打に)最後の打席は走者を進めるために右方向へ打ったことが、良い結果になった。

 ▼巨人・立岡(23歳の誕生日に延長10回、先頭でサヨナラ劇の口火を切る右前打)何としても出るという気持ちだった。甘いところに来た球を狙っていた。

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2013年5月19日のニュース