野村プロ初完投で復活!「これから勝ちに貢献したい」

[ 2013年5月18日 06:00 ]

<広・オ>野村は1失点完投で今季初勝利をあげガッツポーズ

プロ野球 交流戦 広島12-1オリックス

(5月17日 呉)
 最後の打者からこの夜9個目の三振を奪うと、クールな右腕からガッツポーズが出た。広島・野村が好調のオリックス打線を6安打で1点に抑え、プロ2年目で初完投。昨年8月22日のDeNA戦(横浜)以来の白星でチームを4連勝に導き「勝てていなかったのでつらかった。勝ちにつながる投球がしたかった」と実感を込めた。

 140キロに満たない直球が軸になった。山内投手コーチは「変化球への打者の反応を見る限り、直球に切れがあったんじゃないか」と評した。腕が振れたことで、どの球種でも空振りを奪い、1試合での奪三振は自己最多に並んだ。3回には2点二塁打と投打での活躍に、野村監督は「素晴らしかった」と称賛した。

 昨季から自身7連敗、10試合連続で勝利から遠ざかっていた。焦りからフォームを崩したまま投げ続け、右肩を痛めた。苦しい時期を乗り越え、昨季の新人王は「これから勝ちに貢献したい」と巻き返しを誓った。

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2013年5月18日のニュース