山崎 古巣・楽天戦で代打サヨナラ打「恩返しできたかな」

[ 2013年5月18日 06:00 ]

<中・楽>9回、左前にサヨナラ打を放ち、高木監督(左)に迎えられる山崎

プロ野球 交流戦 中日4-3楽天

(5月17日 ナゴヤD)
 これぞ千両役者だ! 1点を追う9回、中日は谷繁、井端の連打と藤井の送りバントで1死二、三塁とお膳立てはバッチリ。古巣相手に代打で登場したのは山崎だった。1ボールからの2球目。青山の内角シュートを見事に振り抜いた打球は左翼線への逆転サヨナラ2点打。セ・リーグ最年長記録を塗り替える44歳6カ月での劇的打だった。

 「楽天への思い入れは強いし、格別ですね。東北のファンは“バカヤロー”と思うかもしれないけど、元気な姿を見せるのが僕らの仕事だから」

 チームを3連勝、4位浮上にも導いた一打は、楽天時代の08年10月7日のソフトバンク戦(Kスタ)以来5年ぶり7本目、代打では自身初のサヨナラ打。ベンチを飛び出した後輩たちにもみくちゃにされ、球界最年長野手は少年のような笑顔を浮かべた。

 緊迫した場面での重圧はどれだけ年数を重ねてもなくならない。ただ、それと付き合うすべを心得ている大ベテランだ。

 「1番緊張したら後ろから荷物が乗っかったような重さを感じる。ネクスト(打席)の時にそれが来ちゃって、どうしようかと思ったけど、とにかく青山の間合いにならないようにわざと構えるのを遅らせた。それでちょっと楽になったね」

 敵将は2年前に戦力外を通告された星野監督。「少しは恩返しができたかな。何の恩返しかはわかるでしょ」と話す横顔は、全盛期と変わらぬやんちゃな山崎だった。

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