藤浪、復帰登板は２５日濃厚　「サタデー晋ちゃん」で再スタート

１軍に帯同する藤浪（中）は加藤（左）、榎田と笑顔でランニング

　背中から腰にかけての張りのため１１日に登録を抹消された阪神・藤浪晋太郎投手（１９）が１２日、ヤクルト戦の試合前練習に参加し、軽症と感じさせる動きを見せた。先発ローテーションの都合上、復帰登板は２５日の日本ハム戦（甲子園）が濃厚。これまで登板６試合すべて日曜日の「サンデー晋ちゃん」改め、「サタデー晋ちゃん」として再スタートする見込みだ。

　「心配ないです。元気いっぱいです」。この日はダッシュ、キャッチボールなどのメニューを消化した。特にキャッチボールでは約５０メートルの距離で力強い球を投げ、ジャンピングキャッチも披露した。深刻さは皆無だ。

　「張りはもうなくなっている。ただ１００（％の状態）じゃないと行かせたくない。１０日（間）では（１軍に）上がれると思う」。中西投手コーチは、あくまで万全を期す。とはいえ、すでに復帰登板日も内定。明言こそ避けたが、「決めている。次は（日曜日と）別の曜日になるかもしれない」とも示唆した。

　１４日からは交流戦。再び２軍落ちした岩田の代役を１８日、藤浪を２５日に投入すれば、スタンリッジ、メッセンジャーを中５日、能見、榎田を中６日で回せる。その計算で考えると、おのずと復帰は２５日が最有力。甲子園で大谷擁する日本ハムを迎え撃つこととなる。藤浪の復帰を彩るのに、これ以上の舞台はない。