ソフトB千賀プロ初勝利!武器は捕手も驚く「おばけ」フォーク

[ 2013年5月13日 06:00 ]

<ソ・西>プロ初勝利を挙げたソフトバンク・千賀はお立ち台で満面の笑みを浮かべる

パ・リーグ ソフトバンク5-2西武

(5月12日 熊本)
 ようやく報われた。育成出身のソフトバンクの3年目右腕・千賀が、プロ初勝利を挙げた。同点の7回から登板し、2回を1安打無失点。7回に飛び出した吉村の決勝3ランのおかげで、念願の白星が転がり込んできた。

 「まだ実感が湧きませんが、どんな形でも初勝利はうれしい。流れの中で勝ってしまった」

 10年の育成ドラフト4位で入団。昨年4月に支配下選手登録され、かつて南海時代の杉浦や、和田(現オリオールズ)らがつけた背番号21が与えられるなど、将来性を高く買われたが、秋に右肩痛を発症。今季は41で開幕を迎えた。

 持ち味は最速155キロの直球と、「おばけ」と称される落差の大きいフォーク。今年1月の福岡・西戸崎での自主トレで「右手首の角度を固定して変わった」とコツをつかんだ。140キロを計測する高速フォークで、ゴールデングラブ賞に2度輝いた女房役の細川も「(ストンと落ちて)消える。止めるのがやっと」と舌を巻く。

 この日も3奪三振のうち、7回2死三塁から秋山を空振り、8回は栗山をフォークで見逃しと伝家の宝刀で仕留めたものだった。今季は23回2/3で37奪三振。土俵は違うが、奪三振率はあのダルビッシュの13・67をしのぐ14・07と驚異的な数字だ。「ウイニングボールは母に贈ります。母の日のプレゼントがなかったので、良かったです」。これで16試合連続無失点。開幕直後の敗戦処理から、今では勝ち試合の終盤を任されるまでに急成長した。「せんが」の名が全国的に知れ渡るのももう少しだ。

 ◆千賀 滉大(せんが・こうだい)1993年(平5)1月30日、愛知県生まれの20歳。小2から三谷東若葉で野球を始め、中部中では野手。蒲郡に進学し、1年の時に投手に転向した。甲子園出場はなし。10年育成ドラフト4位でソフトバンク入団。12年4月に支配下選手登録された。1メートル85、84キロ。右投げ左打ち。

続きを表示

この記事のフォト

「第101回(2019年)全国高校野球選手権」特集記事

「稲村亜美」特集記事

2013年5月13日のニュース