長野 幸運な1本が逆転へ 原監督「才能、実力信じてバット振れ」

[ 2013年5月11日 21:43 ]

7回1死二塁で巨人・長野が勝ち越しの適時左前打を放つ

セ・リーグ 巨人5―4DeNA

(5月11日 新潟)
 流れを変える幸運な一打が勝利へ結びついた。6回、巨人は先頭の長野が中前に落ちる安打で二塁に到達。DeNAの中堅・荒波のスタートが一歩遅れたことで、ヒットになったラッキーな1本だった。

 この後、寺内も安打で続き、2死を取られたが、ロペスがDeNA先発の藤井からバトンを受け継いだ加賀のスライダーを左越え逆転3ラン。藤井を打ちあぐねていたところで「代わってくれた」(原監督)という巨人にとってはうれしい面もあったが、その交代の発端は長野の1本。逆転された後の7回も同点後、勝ち越し打を放ち2安打。打撃不振にあえぐ背番号7の上昇へのきっかけになる2本かもしれない。

 「やっとチームに貢献することができた」という長野だが、打率はまだ2割3分。その表情はまだパッとしない。原監督は「今年は考え過ぎている。才能、実力を信じて思い切りバットを振ってほしい」と復調待ちの状態だ。

続きを表示

この記事のフォト

2013年5月11日のニュース