大塚 独立リーグ信濃入り決定的に 今月下旬にも正式契約

[ 2013年5月11日 06:00 ]

新潟戦でメッセージボードを掲げたBC信濃のファン

 右肘の故障で07年7月を最後にマウンドから遠ざかっている元レンジャーズの大塚晶則投手(41)のBCリーグ・信濃グランセローズ入りが10日、決定的となった。

 6年間で6度の手術を受け、一時は現役引退も考えたが、今年3月に投球練習を再開したところ奇跡的に回復。信濃の三沢今朝治球団社長は獲得オファーを出したことを認め「ほとんど契約を終えている段階。80%の確率で来てくれると思う。楽しみ」と明言した。大塚は米サンディエゴを拠点にしており、帰国する今月下旬に長野市内の球団事務所で正式契約する運びだ。

 大塚は昨年11月にサンディエゴで初開催されたBCリーグと米独立リーグの合同トライアウトに指導役として参加。信濃は大塚が太鼓判を押した米国人2選手を獲得した経緯もあり、いち早く獲得に動いた。三沢社長は「月収は20万円ほどしか出せないが、彼の野球がしたいという情熱に応えたかった」と話すなど、日米通算176セーブをマークした右腕の受け入れ態勢は整っている。

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2013年5月11日のニュース