新井 2年ぶり2戦連発!読みさえ豪快決勝弾

[ 2013年5月7日 06:00 ]

<巨・神>5回2死、左中間ソロを放った新井だが、お決まりのポーズをみんなで放棄?

プロ野球 セ・リーグ 阪神5-2巨人

(5月7日 東京D)
 虎党陣地に飛び込む大ホームランだった。2―2の5回、新井が左中間スタンドへ3号ソロ。どこまでも飛んでいきそうなあまりに豪快な決勝弾に、バックスクリーンを境にほぼ真っ二つに分かれる黄色いエリアが、興奮と熱狂で揺れた。

 「しっかりと振り抜けました。フルカウントでしょう。(カウント)2―2からフォークを見逃して、次はまっすぐかなあ…と」

 2番手・笠原との勝負で、読みがさえた。初球のカーブを見逃し後、4つ続いた直球でカウントは2ボール2ストライク。6球目の低めフォークボールは見逃した。そして7球目は、待っていた真っすぐが甘いコースへ。力勝負なら負けない。高め144キロを完ぺきに打ち返した。2試合連発は2011年7月1、2日以来、約2年ぶりだ。

 「まずまずじゃないかな。能見も復帰して初めての登板。勝ちが付いたのはよかった」

 対照的にバックスクリーンより右半分は一瞬で黙らせた。巨人がこの日に着用していた橙(だいだい)色のユニホームは昨季7勝1敗で、今季もすでに2勝している必勝アイテムだった。しかも前日5日は、長嶋茂雄氏(77)と松井秀喜氏(38)の国民栄誉賞の授与式が行われた。一夜明けたその東京ドームで、主役に躍り出たのはタテジマの背番号25だった。

 ところが、そんなスーパーヒーローも、ベンチでの出迎えは“失礼な”ものだった。何人かの選手が一斉にバックスクリーンの方へ手を突き出す得点後の恒例の儀式で、新井は勇んで拳をバーンとやったが、口裏を合わせていたチームメートは誰もやらず…。

 音頭を取ったと思われる西岡をベンチ内でヘッドロック!?すると、試合後の取材中にも近くをニヤニヤと通りかかった後輩を見つけ、「犯人はあいつ。“お前、このヤロー”って言ってやりましたよ」と口をとがらせた。

 もちろん、チームの雰囲気がいいからこそのパフォーマンス。昨年まで金本アニキにいじられてきただけに、むしろ心地よかったりして…。

 ▽新井の2試合連続本塁打 11年以来2年ぶり。7月1、2日の横浜戦で、倉敷と甲子園で。同年は4月30日から5月3日にかけて3試合連続本塁打も記録している。

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