好調4番にまさか…広瀬バント失敗で4連敗

[ 2013年5月7日 06:00 ]

<広・D> 8回無死、一、二塁、広瀬はバント失敗補飛に倒れる(捕手・高城)

プロ野球 セ・リーグ DeNA3-2広島

(5月6日 マツダ)
 ため息の出る拙攻だ。広島は6日のDeNA戦(マツダ)に2―3で惜敗。4回以降、6イニング連続で得点圏に走者を進めながら、挙げた得点は4回の2点のみ。野村監督は8回、無死一、二塁で好調な4番・広瀬にバントを命じたが、痛恨の結果に終わった。今季2度目の4連敗を喫し、借金は最多の5。7日、エース・前田健に連敗ストップを託すしかない。

 スタンドからどよめきが起きた。1点を追う8回だ。無死一、二塁で広瀬に打席が回る。2回に中前打、4回には左越え適時二塁打を放った、絶好調の4番打者。バントの構えから初球をファウルすると、観客から声なき声が漏れ、2球目が捕飛となった瞬間に落胆の声が広がった。

 「二、三塁にして最低でも1点を取る形を描いた。広瀬は打っているけど、向こうは勝ちパターンの投手だし、より得点を取る確率を考えた。安打が出れば2点入るし、ウチは投手が残っていたので、同点にすれば何とかなると思った…」

 暗転した勝敗のポイント。4番にバントを命じた意図を、野村監督はそう説明した。ただ、ゲームは生き物だ。作戦に失敗し、流れを一度つかみ損ねると、ツキまでもが逃げて行った。

 続く5番は前日5日に昇格し、今季初スタメンに名を連ねた岩本。広瀬とともにタイムリーとなる今季初安打を4回にマークした背番号10は、8回1死一、二塁の好機でもセンターへの大飛球を放った。だが、前進守備を敷く荒波がこれを背走して好捕してしまう。

 「いい当たりでもアウトになれば意味がない。もうひと伸びするかと思ったけど…」。唇を噛み締める岩本。「試合当初の風なら(バックスクリーンへ)行ったと思うけど、アレを捕られてしまうとね…。運がない」。指揮官もうめいた。

 2点を奪い、反撃のノロシを上げた4回以降、6イニング連続で得点圏に走者を進めた。先発・中村恭を継いだ今井、ソコロビッチ、福井の救援陣が好投し、DeNAは走者を出すのも四苦八苦。押せ押せムードだったが、8回に象徴されるように好機で決定打を欠いた。

 「ウチが押していた展開だったので、もったいない。勝つためにはバントも必要。バント、バスターが一発で決まれば。選手は一生懸命やっているけど、練習するしかない」。野村監督はそう話し、口元を引き締める。開幕以来となる今季2度目の4連敗で借金5。このままズルズル引き下がるわけにはいかない。

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