ダルまた14K 今世紀初の1シーズン2度目

[ 2013年5月7日 06:00 ]

レッドソックス戦の7回、シリアコを空振り三振に仕留め、右拳を握り雄たけびを上げるレンジャーズのダルビッシュ

ア・リーグ レンジャーズ4―3レッドソックス

(5月5日 アーリントン)
 21世紀初の快挙だ。レンジャーズのダルビッシュ有投手(26)が5日(日本時間6日)、レッドソックス戦に先発し7回4安打3失点で自己最多タイの14三振を奪った。ア・リーグで1シーズンに1試合14奪三振以上を2度記録したのは、00年のペドロ・マルティネス(元レッドソックス)ら以来13年ぶりの快挙。ダルビッシュ自身は今季6勝目を逃したが、チームはサヨナラ勝ちで3連勝を飾った。

 スタジアムのど真ん中で、ダルビッシュが叫んだ。それも2度。同点の7回2死二塁、フルカウントからメジャー自己最多となる127球目のスライダーで14個目の三振を奪うと、気合の雄叫びを上げた。

 「バッターも9番。あそこでちょこんと拾われて点になったら(勝敗に)響くので、抑えたいと思って投げました」

 初回、4番オルティスに2ランを浴びるなど2回までに自己ワーストの2被弾で3失点。それでも3回以降は相手打線を0点に抑えた。毎回三振を奪う一方で、球数も6回終了時で105球とかさんだが、ロン・ワシントン監督は「(100球で交代とは)聖書や辞書に書かれてはいない」。続投の決断はここまで5勝し、チームを引っ張る右腕への信頼が増した証拠だった。

 6回にはオルティスをツーシームで空振り三振に斬った。3日前、ダルビッシュの投球練習を見守っていた通算176勝のローは「ツーシームのことだけは助言した」と明かす。ベテランが得意とする鋭く沈むツーシームと同じような軌道を描き、メジャー通算405本塁打のスラッガーにリベンジも果たした。

 ダルビッシュ自身に白星はつかなかったが「これだけ打ってもらって、点を欲しがるのはあまりにも厚かましい」と笑顔。9回にA・ベルトレが右前へサヨナラ打を放った瞬間、ヒーローへ向かって全力疾走した姿が、ダルビッシュの本心を表していた。

 ≪36戦目で12度目2桁K≫ダルビッシュが4月2日のアストロズ戦に続き、今季2度目の1試合14奪三振を記録。1シーズンに2度、1試合14奪三振以上は、ア・リーグでは00年にペドロ・マルティネス(レッドソックス)が3度、マイク・ムシーナ(オリオールズ)が2度記録して以来、13年ぶりの快挙となった。また、デビューから36試合(先発)で12度目の2桁奪三振は、ドワイト・グッデン(メッツ)の16度に続き、野茂英雄(ドジャース)に並ぶ歴代2位タイとなった。

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