中田 絶好調男だ3度目猛打賞 配球読み足上げたり、すり足も

[ 2013年5月3日 06:00 ]

<楽・日>3回1死一、二塁から左翼線に適時打を放つ日本ハム・中田

パ・リーグ 日本ハム9-1楽天

(5月2日 Kスタ宮城)
 こんな日本ハム・中田だと、相手投手は嫌に違いない。今季3度目の猛打賞で打率.312はリーグ8位。打点20でチームトップの主砲のバットは不調知らずだ。

 「今は球が見えている。特に変化球がね。後ろが調子いいので、大きいのは必要ないと思っているから」。3回は先制してなお1死一、二塁で、変化球に泳ぎながらも左翼線へ適時二塁打。5回の右前打は外角直球を、9回の中前打も変化球をコンパクトに中前にはじき返した。

 基本的に直球にタイミングを合わせて、大きく足を上げて打ちにいったのは昨季までの中田。野手最年少で出場したWBCのミーティングで、配球の大事さを学んできた。今季は配球を読み、打席での状況に合わせて足を上げたり、すり足で対応。ここ10試合で安打がなかったのは1試合だけ。本塁打こそ9試合出ていないが、39打数16安打で打率.410、8打点と主砲の働きだ。

 西川ら自分より若い選手の活躍に刺激を受けているという中田は「ヒットの本数は関係ない。打率より打点で貢献したいからね」と笑った。球界を代表する4番への道をしっかりと歩んでいる。

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2013年5月3日のニュース