DeNA ベンチには投手あと1人だけ 中畑監督「ギリギリの勝利」

[ 2013年5月1日 18:33 ]

7回2死一塁、逆転2ランを打ったブランコはベースをまわりながらポーズを決める

セ・リーグ DeNA5―4ヤクルト

(5月1日 横浜)
 4時間13分の長いゲームを制したDeNA・中畑監督は「これが全員野球。ギリギリのところで力を出し切っての勝利」とやや興奮気味にサヨナラ勝ちを振り返った。

 ブランコの逆転弾で逃げ切りを図るも守護神の山口が土壇場で畠山に同点の痛打を浴びた。その裏、2死二塁とサヨナラ機も打順が回ってきた山口をそのまま打席に送った。「ウチの勝ちパターンというのがあるので」と中畑監督は代打を起用しなかったが、ベンチに残っている投手が大原ただ一人という舞台裏もあった。

 それを救った金城のサヨナラ弾。「涙が出た。感動した」と指揮官は笑顔を浮かべたが、主砲が打ち、守護神が投げて試合を落としていたらと思うと、決して心中は穏やかではないはず。「また気持ちを入れ替えていく」と次の中日戦への意気込みを語ったが、それはまさに自分に言い聞かせているようだった。

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2013年5月1日のニュース