ヒーローの座スルリ…“阿部代役”カトケン先制打も1球に泣く

[ 2013年4月28日 22:22 ]

<ヤ・巨>7回2死一塁加藤が右越え先制二塁打放つ

セ・リーグ 巨人1―2ヤクルト

(4月28日 神宮)
 ヒーローの座は一瞬にして逃げていった。1点リードの8回1死一塁、ヤクルト・バレンティンに逆転2ランを被弾し、逃げ切りに失敗。7回、そのバレンティンの頭上を越える先制二塁打を放った巨人・加藤だったが、1球に泣いた。

 新発田農高(新潟)からドラフト3位で入団し、今年15年目を迎えたベテラン。チームの大黒柱である阿部の陰に隠れた存在だが、昨秋の日本シリーズ第5戦では、負傷を抱える阿部に代わって先発し、2安打2打点の活躍で日本一に貢献した。

 今季初の先発マスクで1度は殊勲打を放ったが、3番手のマシソンが1―0の8回1死からミレッジに中前打を許し、続くバレンティンに初球を捉えられた。9回1死一、二塁の場面では代打を送られ、加藤に再チャンスは巡ってこなかった。「(バレンティンには)安打を打たれた後の初球で、一番気を付けないといけない場面だった」と肩を落とした。

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2013年4月28日のニュース