藤浪“松坂超え”にも涼しい表情 「個人の記録には興味ないので」

[ 2013年4月28日 17:50 ]

6回阪神2死一塁、藤浪が右中間に二塁打を放つ
Photo By スポニチ

セ・リーグ 阪神5―3DeNA

(4月28日 横浜)
 高卒ルーキーの「4月3勝」は1965年のドラフト制以後では初。99年の松坂(当時西武)もできなかった快挙を達成しても、お立ち台の阪神・藤浪は「助けていただいて勝たせてもらっている」「野手、リリーフの方に助けてもらった」と謙虚な言葉を並べた。

 3点のリードをもらった2回、松本の2ランを浴びて1点差に迫られると、3回には犠飛で同点。序盤は苦しい投球が続いたが「カットボールを中心に修正することができて、粘って投げられた」と振り返る通り、4、5回に4者連続三振を奪うなど立ち直り、6回の勝ち越し点を呼んだ。

 「4月3勝」にも「知ってたけど全然意識していなかった。個人の記録には興味ないので」と涼しい表情。6回にはプロ初安打も記録したが「振ったら、たまたまいいところに飛んでくれた」と笑った。最後は「しっかり勝てるように、チームの勝ちにつながるように、ファンの期待に応えられるように頑張りたい。必死のパッチで頑張ります」。おなじみとなった言葉で締め、敵地に詰めかけた虎党の喝采を浴びた。

続きを表示

この記事のフォト

2013年4月28日のニュース