守道監督の「手術」成功 新打線が初回から爆発一挙4点

[ 2013年4月28日 06:00 ]

<広・中>初回1死、一、二塁、中日・森野は右越えに2点適時三塁打を放ち三塁へ滑り込む

セ・リーグ マツダ

(4月27日 中日5―3広島 )
 中日・高木監督の「手術」が成功した。前日から1番・大島、7番・藤井以外の打順とメンバーを入れ替えた打線が、初回に爆発。一気に4点を奪って主導権を握ると、そのまま継投で逃げ切った。

 「組み替えたからじゃない。相手が四球を出してくれとるからや。毎日何とかしようと考えとるけど、選手個々の内容が良くなってこんと」

 試合後はまだ不満顔だったが、前日に14残塁を喫した打線を活性化させるべく、手を打った。5番の井端を2番に上げ、3番のルナと4番の和田を入れ替え。5番には森野を6日の巨人戦以来、3週間ぶりに先発起用した。

 初回は大島の中前打、井端の四球で無死一、二塁から和田が左前適時打。新たな「1、2、3番」で先制した。なお1死一、二塁から森野が右中間を破る2点三塁打。起用に応えた34歳は「最近ずっと出たり出なかったりだったし、チャンスを何とかものにしたいと思っていた。若い頃、そうやってレギュラーを獲ってきたんだから」と表情を引き締めた。

 3回以降は無得点と重苦しさは残るが、上位浮上へはベテランの力が欠かせない。

 ▼中日・ルナ(来日初の4番で4打数1安打)打順は関係ない。打線に入れてくれれば、どこでも仕事するよ。

続きを表示

2013年4月28日のニュース