3ランの寺内 9者連続得点締めた 一人で1イニング3アウト危機

[ 2013年4月25日 06:00 ]

<巨・D>8回1死一、三塁、寺内の3点本塁打でこの回9点目を奪い、盛り上がる巨人ベンチ

セ・リーグ 巨人17-1DeNA

(4月24日 京セラD)
 これが原巨人の地力である。21安打17得点。いずれも低反発の統一球が導入された11年以降、球団最多だ。それも主力が下がって迎えた8回に寺内が左越え1号3ランで締めるまで、2四球からの7連打。球団記録の10に迫る9者連続得点だ。大勢が決しても一切手を緩めなかった猛攻に、原監督の声も弾んだ。

 「必死に集中力を切らず、全員が試合を大切に戦った。状況に応じたいい打撃、いいゲームだった」。9者連続得点したうちの7人は控え組。最後を締めた寺内は8回守備からの出場で、この回先頭で空振り三振に倒れた。1死一、三塁で併殺狙いの守備陣形。「競った試合でも同じケースの打席はある。併殺にならないよう反対(右)方向を意識した。結果は左方向でしたが、最初から引っ張ろうとしてたら本塁打にはならなかった」。6試合ぶりに先発を外れ、正二塁手の座を脇谷と激しく争う。併殺で「一人で1イニング3アウトになるわけにはいかなかった」。競争意識も手伝い、場面に応じた「正解」を必死で探った。

 7回守備から出場し、今季初安打を含む2安打の中井は「積極的にいった。2軍でやってきたことを出せた」と振り返った。中軸は不動で競争のあるポジションは限られる。控え組は数少ないチャンスで、結果を残そうと必死。その姿勢に中軸の危機意識も高まる。理想型に近い相乗効果が記録的猛攻を生んだ。独走巨人には1イニング、1打席も無駄にしない厳しさがある。

 ≪球団史上4度目≫巨人は21安打で17点を奪い大勝。チーム21安打は09年8月12日広島戦で23安打して以来。また17点は05年6月12日の日本ハム戦で19点を挙げて以来8年ぶりになる。この日は8回鈴木から9連続得点。巨人の1イニング最多連続得点は03年4月27日横浜戦の8回に記録した10連続だが、9連続は41年5月11日阪急戦の4回、75年7月6日広島戦の3回とあり、9者以上の連続得点は球団史上4度目だ。これでチームは16勝4敗2分けの勝率・800。巨人が開幕20試合以上を消化して勝率8割台は06年以来7年ぶり10度目。過去9度のうち優勝を逃したのは前回の06年しかない。

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