西岡 4度目猛打賞!鬼門ナゴヤで華麗にカブレラ料理

[ 2013年4月25日 06:00 ]

<中・神>中日に勝利し鳥谷(左)とハイタッチする阪神・西岡

セ・リーグ 阪神3-0中日

(4月24日 ナゴヤD)
 阪神・西岡剛内野手(28)が24日の中日戦(ナゴヤドーム)で“鬼門突破”の旗印を担った。3安打に加え、1打点、1盗塁。両リーグトップタイとなる4度目の猛打賞。前夜、15失点の大敗を喫した悪夢も完封勝利ですっきり振り払い、チームの貯金は再び3となった。

 よーいドン、で勝負あった。初回先頭の西岡はカブレラが7球続けた直球に振り負けず、華麗に左前へ運んだ。大和の3球目、猛然とスタート。遅いクイックモーションのスキを突き、ゆうゆうと二盗に成功した。大和の犠打で三進し、マートンの三塁内野安打で先制の本塁を踏みしめた。

 「(カブレラとの対戦は)2回目だったので、どういう投手かはイメージできていた。盗塁も、きのう嫌な負け方をしていたので、勢いをつけておきたかった」

 和田監督も称賛してやまない。

 「1打席目に強い打者。西岡が出塁すると、攻撃に幅が広がる。勢いをつけたいところだった」

 3回の第2打席にはさらに美しい弾道で虎党を魅了する。またも7球目、140キロ直球に素直に反応。左翼線を高速打球が襲い、必死にグラブを出す和田をあざ笑うかのように、白球はフェンスに到達した。

 こうなれば「3本目」は時間の問題だ。6回1死満塁。初球ど真ん中の144キロ直球を砕いた。中前打で、大きすぎる「3点目」を生んだ。

 「任せられたところで絶対に点を取る。いい方向に進んでくれた」

 今年記録した4度の猛打賞。計12安打はすべて左打席で放っている。その「左」に関して、試合前に西岡の打撃投手を務めることが多い、あるチームスタッフは驚嘆の声さえ上げる。

 「左では決して大きいのを狙わずに、形を大事にして最短距離でバットを出している」
 生まれつき右打ちだった西岡が左打ちに挑戦し始めたのは大阪桐蔭に入学してから。そこから不断の努力と持ち前のセンスで体得した「左」。周囲が忌み嫌う「鬼門・ナゴヤ」を打ち破った。

 「(前夜の5打数無安打も)内容は悪くなかったけど、シーズンは結果。あすからがまた楽しみです」

 再三の好守でも虎を救った。鳥谷とのコンビで3つの併殺を完成させ、6回2死一、三塁で井端が放った一、二塁間のゴロも好捕した。グラウンドを疾走する背番号7がこの上なく頼もしい。

 先のチームスタッフは続ける。「仮に投げ損じても必ずミートしてくれるから投げている側からすると助かるんだ」―。

 負けていれば当然、3戦目は重圧が大きくなっていた。「必ずミートしてくれる」男が、竜に飲み込まれそうだった虎を助け出した。

 ≪自身3度目≫西岡(神)が4試合ぶり3安打。マートン(神)、ルナ(中)と並ぶリーグトップタイ4度目の猛打賞。開幕から4月中に猛打賞4度はロッテ時代の10年6度、05年5度に次いで自身3度目。猛打賞の試合の計12安打はすべて対右投手、左打席でマーク。

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