巨人 楽勝ムードも最後は1点差 原監督「少し守りに入った 反省」

[ 2013年4月24日 06:00 ]

<巨・D>楽勝ムード一転…。1点差に迫られた9回2死一塁、打者ブランコの場面で巨人・原監督(左)がマウンドへ行き西村に指示を出す

セ・リーグ 巨人8-7DeNA

(4月23日 ほっと神戸)
 15安打打たれても、巨人の勝ち――。巨人は23日、DeNA戦で先発の宮国椋丞投手(21)が、1点を追う2回に逆転の適時三塁打。本職のマウンドでは6回途中5失点で降板したが、2勝目を挙げた。終盤はDeNAのトニ・ブランコ内野手(32)の5戦連発となる2打席2イニング連続本塁打などで猛追されたが、1点差で逃げ切り。再び貯金を11とした。

 今季2度目の「橙魂デー」。ユニホームの色はオレンジでも、青息吐息での辛勝だった。4回終了時に8―1が、終わってみれば8―7。終盤は防戦一方の薄氷の白星に、原監督は心から笑えるはずもなかった。

 「少し守りに入ってしまったのかな。攻撃は最大の防御であるところがベンチワークの中でも守りに入ってしまったかな、というところは反省しているところです」

 2点リードで迎えた9回2死一塁、打席には2打席連続アーチのブランコ。原監督は「あの状況においてはベンチで指示を出すということ」と小走りでマウンドへ。出された敬遠の指示に捕手・実松は「確率の高い方をということです」と説明。だが、一塁も空いていない状況で同点の走者を許す選択は本来セオリーではない。まして本塁打が出れば逆転を許す。続く井手の中前打で1点差。しかし、守護神・西村が山崎を空振り三振に仕留めて何とか逃げ切った。

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