川崎　初マルチ　完敗もＧＭ評価「もたらした活気は凄い」

＜ブルージェイズ―ホワイトソックス＞５回、四球で出塁し、後続の二塁打で三塁へ向かうブルージェイズ・川崎

ア・リーグ ブルージェイズ０―７ホワイトソックス

（4月17日 トロント）
　ブルージェイズの川崎が今季初のマルチ安打をマークした。

　３回の第１打席は追い込まれた後に２球ファウルで粘り、６球目の甘い速球を左前へ。７回は中前打し「塁に出ることが一番の目標。それは良かったと思う」。チームは完敗したが、自身は昇格後５試合全てで出塁。５回も１１球粘って四球を選ぶなど、堅実なプレーを続けている。

　正遊撃手レイエスの故障で訪れたメジャー昇格。定位置が確約されたわけではなく毎日が勝負だが、川崎は「グラウンドに立っていることを楽しまないともったいない」と笑みを絶やさない。明るい性格で、早くも人気者。アレックス・アンソポウロスＧＭも「川崎がチームにもたらした活気は凄い。チームメートから本当に慕われている」と、背番号６６の奮闘を評価した。