能見　爪割れて…そして「甲子園と東京ドームで違う」

＜巨・神＞５回無死、ロペスにこの日３本目の安打を許し、悔しげにボールを投げ上げる阪神・能見

セ・リーグ 阪神２―４巨人

（4月16日 東京Ｄ）
　阪神の能見は巨人から通算１５勝目を挙げた前回登板の再現はならなかった。序盤に２点リードしてもらいながら逆転負け。試合後、中盤から爪が割れていたことを明かし「先頭（打者）をずっと出して、苦しかった」と話した。

　９日の甲子園。フォークボールを主体にした昨季の配球を逆手に取り、内角を突いてねじ伏せ５安打で完封していた。この日も立ち上がりこそ、内角が有効だったが微妙な制球を欠いた。山田バッテリーコーチが「向こうも研究してくる。考えないと」と言えば、能見は「甲子園と東京ドームで違う。これからも続いていく」と表情を引き締めた。