川崎「命を燃やすに燃やしたい」昇格即先発で勝利に貢献

[ 2013年4月15日 06:00 ]

8回、セーフティバントを試みたフルージェイズの川崎

ア・リーグ ブルージェイズ3―2ロイヤルズ

(4月13日 カンザスシティ)
 いきなり大仕事だ。3月中旬にブルージェイズとマイナー契約を結んだ川崎宗則内野手(31)が13日(日本時間14日)、傘下3Aバファローからメジャーに昇格。敵地でのロイヤルズ戦に「9番・遊撃」で即スタメン出場し、3回に決勝打となる右犠飛を放った。正遊撃手ホセ・レイエス(29)の故障者リスト(DL)入りで訪れたチャンスを生かし、2年目のシーズン初戦を最高の形で飾った。
【試合結果 川崎成績】

 待ち焦がれた今季初打席は、0―0の3回1死三塁で訪れた。川崎は、師と仰ぐイチローのような膝の屈伸運動を繰り返し、自らを落ち着かせた。フルカウント。エース右腕シールズのチェンジアップを右翼へ打ち上げ、決勝犠飛となった。

 「この命を燃やすに燃やしたい」。そう意気込んで迎えたメジャー2年目の初めての試合。6回の第2打席でも四球を選び、バティスタの2ランで生還。全3得点に絡み、勝利に貢献した。

 3月19日にマイナーキャンプに合流。前日に正遊撃手レイエスが左足首を捻挫してDL入りし、緊急昇格した。この日朝、バファローから977マイル(約1573キロ)離れたカンザスシティーへ。道中、イチローに「空港にいます」とメールを送った。試合結果を知った兄貴分は「(メジャー昇格した)その日に試合出てるんだから、なかなかでしょ。一番遅くに(キャンプに)入って、この時期にもうメジャーにいる。まあまあ“いかつい”と思いますよ」と独特の表現で祝福した。

 昨季、川崎はマリナーズで61試合に出場。打率・192、7打点ながら二塁、三塁、遊撃を守ったことで、ユーティリティー選手として評価されていた。広島や楽天で指揮を執った3Aバファローのマーティ・ブラウン監督は「昨年もずっとメジャーでプレーした。守備で貢献してくれるはず」と送り出した。

 川崎はイチローとの対戦が「一番のモチベーション」という。同地区のヤンキースとは早速19日(日本時間20日)からニューヨークで3連戦が組まれている。レイエスは捻挫ながら前半戦絶望の重症で、有力選手を補強する可能性も十分。常時出場を勝ち取るためにも、結果を出し続ける。

 ▽いかつい 角張ってゴツゴツし柔らかみがない。勇ましくて荒々しい。ごつい。例えば「いかつい眉毛をした男性」、「いかつい体形のプロレスラー」などのように用いる。

 ▽昨季マリナーズ時代の川崎の初出場 4月7日のアスレチックス戦に「9番・遊撃」で出場。正遊撃手ライアンが寝違えによる首痛を訴え、開始2時間前に起用を伝えられた。4回1死一、二塁で迎えた第2打席に左前適時打を放ち4打数1安打1打点。「絶対忘れられない日になる」と話した。当時同僚だったイチローは「野球人生の中で、これまでにないくらい緊張していたでしょうからね。最高ですね」と川崎を称えた。

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