黒田 “闘魂”今季初勝利 強襲打球にまた右手出しちゃった

[ 2013年4月10日 06:00 ]

<インディアンス・ヤンキース>今季初勝利を挙げたヤンキース・黒田

ア・リーグ ヤンキース11―6インディアンス

(4月8日 クリーブランド)
 闘志を前面に出す投球スタイルは不変だ。初回無死一塁。前回登板の3日レッドソックス戦で打球を右手中指に受け、打撲したヤンキースの黒田は、カブレラの強襲する打球に右手を出した。

 打球は手に当たらず中前へ。黒田は「途中で(手を)戻した」と照れ笑いするが、トレーナーから「右手を出すな」と言われていても、止まらなかった。この回3失点。打撲の影響もあった。「どこか怖がって(中指の)最後のひと押しが足りなかった」と話した。

 それでも右腕の気迫に打線が応え、13安打11得点と大量援護した。黒田も2回以降は無失点で、111球を投げて5回1/3を5安打3失点。メジャー通算150試合目の登板で、今季初勝利を手にした。「この状態で勝てたことは次につながる」。支えてくれた打線に、次戦で恩返しする。

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2013年4月10日のニュース