オリックス東野 移籍後初先発 チーム2年ぶり貯金なるか?

[ 2013年4月9日 06:00 ]

 9日からのソフトバンク戦(ヤフオクドーム)を控えたオリックスは、先発投手陣5人がほっともっと神戸で最終調整し、博多入りした。先陣を切るのは、巨人から移籍した東野峻投手(26)。自身2年ぶりの白星と、チーム2年ぶりの貯金をかけた“大一番”に右腕を回した。

 1時間強の練習を終えた東野は「やっとぼくも開幕です。早く投げたい気持ちでした」と、はやる気持ちを抑えながら話した。登板予定だった4日の楽天戦は、3日の雨天中止のせいで、先発ローテが再編されて登板機会を失った。3月23日のオープン戦・阪神戦(京セラドーム)で右足首を痛めたが、すでに完治しており問題なし。「最初に勝てたら乗っていける」と上昇気流をイメージした。

 11年には巨人で開幕投手も務めた男の再出発マウンド。その場は、チーム2年ぶりの貯金も掛かっている。昨年は一度も勝率5割を超えることがなく、「えっ?去年は貯金なしですか?」と苦笑いしたが、「今年はあれだけの打線があるので大丈夫。いいテンポで投げれば、打線が打ってくれると思う」と自信を見せた。ヤフオクドームでは、過去に0勝3敗と結果は出ていないが、西本投手兼バッテリーコーチには「好きな球場で、マウンドも投げやすい。いい思い出もある」と強気に宣言したという。「0点に抑えようとすると力が入るので、6回3失点を目指してやります」。自然体の東野が、待望の貯金生活をもたらしてくれそうだ。

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2013年4月9日のニュース