球児 定位置奪取!新守護神に指名「やってやるぞ」

[ 2013年4月8日 06:00 ]

ブレーブス戦の8回に登板し、1回を4安打3失点のカブス・藤川

ナ・リーグ カブス5―6ブレーブス 

(4月6日 アトランタ)
 カブスの藤川が7日(日本時間同日深夜)、ブレーブス戦前にデール・スウェイム監督から新守護神に指名された。日本で通算220セーブを挙げた火の玉右腕が、開幕6試合目にして阪神時代の定位置を奪取した。

 6日のブレーブス戦で、開幕から抑えを務めていたマーマルが、1点差の9回に2本塁打を浴びてサヨナラ負け。オープン戦から6試合連続失点となった右腕の処遇について、スウェイム監督は試合後にジェド・ホイヤーGMと会談。配置転換が決定し、藤川については「(抑えを任せるのは)彼と契約した理由の一つ。日本でたくさんの経験がある」と期待を寄せた。

 この試合では藤川も、4点リードの8回を任されながらも1回4安打3失点でメジャー初失点を喫した。先頭のJ・アップトンに追い込んでからカーブを二塁打されると、その後2本の適時打を許した。メジャーでも屈指の打線に打ち込まれた。それでも一夜明け、新守護神に決定したことを伝えられると「点差を守りきることに執着できる。正直、やってやるぞという気持ち」と固い決意を口にした。

 昨年12月13日に東京都内で開かれた移籍会見では「最終的にはクローザーになりたい。一番難しいポジションを目指す」と宣言していた背番号11。早くもその目標をかなえ、カブスの守護神として君臨する。

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