岩瀬まで計8投手投入 高木監督 白星ホッ「総力戦も総力戦」

[ 2013年4月4日 06:00 ]

<神・中>セーブを挙げた中日・岩瀬(左)は岡田にウイニングボールを手渡す

セ・リーグ 中日5-3阪神

(4月3日 京セラD)
 張り詰めたタイトロープを、何とか最後まで渡り切った。「総力戦も総力戦。ピッチャーいなくなっちゃった」。先発要員の山内以外、ベンチ入り投手8人を使い切っての勝利。中日・高木監督は苦笑いでベンチ裏へと引き揚げてきた。

 シーズン5試合目のスクランブルだった。先発・中田賢が4回に突如、制球を乱して先制点を与えると、指揮官は5回から継投策に出る。7回には3投手をつぎ込み、4点リードの8回には3試合連続登板となる田島を投入。この時点で実質、ベンチに残っていたのは3月31日のDeNA戦(ナゴヤドーム)でめまいのため、途中降板した岩瀬ただ1人だった。「ああなったら、腹くくっとるもん」と指揮官。田島が想定外の2失点。最悪の事態に備えて山内も準備を始めたが、岩瀬が最終回を締め、何とか事なきを得た。

 チーム状態が良くないからこそ、目先の勝利にこだわった。前日の試合で09年からの京セラドームでの連勝は7で止まったが「ここの球場は運がある。相手がミスで点くれるし、ヨソだったらないもん」と上機嫌で帰りのバスへと乗り込んだ。

 ▼中日・和田(8回1死二塁、左越えに2試合連続2号2ラン) 打ったのは高めの真っすぐ。甘かったので、思い切り振りました。

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2013年4月4日のニュース